【木更津市金田地区懸念点】教育
最後の投稿から約8カ月も経ってしまいました。
今回はタイトルの通り、教育について書いていきたいと思います。
はじめに
わが子の教育は出来ることならば高品質なものを受けさせたいと思うのが一般的かと思います。
偏差値の高い中学/高校に入学し、学力の高い同級生と切磋琢磨して、さらに名門大学に進むというのが期待されるルートでしょう。
この切磋琢磨は学力のピア効果と言われるものですが、その有効性は不明どころか負の効果(学力が下がる)可能性も報告されています。
個人的には、自身の学力と入学した中学/高校の偏差値とのバランスだと思っています。
中学/高校の偏差値によって教員の質が変わったり、さらには勉強をするという雰囲気が学校にあるかないかも大きな影響があるのではないかと思っています。
そこで、まずは優秀な大学に進学の実績があり、かつ金田地域からそこそこ楽に通学可能な中学/高校を挙げて見たいと思います。
中高一貫校
木更津市金田地区近隣(半径20km以内)の中高一貫校は次の2校になります。
さらにそこそこ楽に通学可能と思われる県内の中高一貫校は例として次の通りです。
例えば横浜の聖光学院など高速バスを使った県外通学も可能でしょうが、調べるのが大変なので省略させていただきます。
高等学校
続いて、高等学校を挙げていきます。
まずは金田地域から半径20km以内の高校。袖ヶ浦駅/木更津駅まで行ければ何とかなります。
- (県)木更津高等学校
- (私)市原中央高等学校
- (国)木更津工業高等専門学校
- (私)暁星国際高等学校
- (私)志学館高等部
続いて、範囲を広げるとこんな感じになります。数が増えすぎるので一部のみ列挙しています。
千葉高校は袖ヶ浦駅まで出てしまえば乗り換えなしで行けるので、もしかしたら上で挙げた20km県内の高校よりも通学は楽かもしれません。
- (私)渋谷教育学園幕張高等学校
- (私)市川高等学校
- (県)千葉高等学校
- (県)船橋高等学校
- (私)東邦大学付属東邦高等学校
- (私)昭和学院秀英高等学校
- (県)千葉東高等学校
- (県)薬円台高等学校
スーパーサイエンスハイスクール
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)は、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の科学的能力や科学的思考力等を培うことで、将来社会を牽引する科学技術人材を育成するための文科省の取組です。
SSHカリキュラムでは学習分野が広くなることと、研究や議論、論文執筆を通して自発性や考える力が鍛えられるので、参加生徒は難関大学への進学者が多いという説もあります。
上に挙げた学校の中では、木更津高校と船橋高校、市川高校がSSHに指定されています。
学校によるかもしれませんが、私が学生時代にアシスタントをしていた高校では文系・理系問わず参加でき、先生方は文理ともに効果があるのだろうと仰っていました。
予備校
木更津市内で受けられる有名予備校の授業は映像授業がメインになります。
分からないことがあっても、アルバイトの大学生が答えてくれることとなっています。
プロの予備校教師に直接教えてもらいたい場合は、千葉駅に行けば三大予備校があります。ただし、河合塾については現役館ですので、浪人生で河合塾に通いたい場合は津田沼まで行く必要があります。もちろん予備校教師だけでなく、アルバイトの大学生に質問することもできます。
個人的には大学生に質問できるとは言っても、やはりアルバイトですので教師と比べたら質の違いは小さくないだろうと思っています。
余談ですが、有名予備校は特に優秀な進学校の生徒に無料(特待生)で入塾させて、進学実績を稼ぐという方法をとっています。これら生徒が講義を受けようが受けまいが塾生には違いないので、進学実績に計上できるということです。
また、予備校選びは非常に重要ではあるのですが、1校の予備校に通うのが基本かと思います。予備校の選び方は、親しい人の口コミや友達が通っているからという雑な理由が基準となる可能性があります。私個人の意見としては夏期講習などの割安な講座を複数校で受講することで、自分に合った予備校を選ぶのが良いのではないかと思います。
教育への懸念
個人的な意見ですが、「はじめに」で書いたように勉強する雰囲気がある学校に進学するかは子どもの学力の大きな要素となっていると考えています。優秀な集団が前提となるピア効果とは、効果検討の前提が異なるのではないかと思っています。
この考えに基づくと、優秀な進学校は県の北西部に偏っているのが実情であり、通学時間がかかるという問題があるかと思います。
予備校も同様のことが言えます。
現状ではなく将来の子どもが進学するときを想定する必要がありますが、木更津周辺の高校の進学実績が伸びる可能性も捨てきれませんが、高校の偏差値を観察する限り、偏差値の伸びが著しいのはやはり北西部の印象があります。
予備校についても、有名予備校は乗り降りの多い駅のそばのあるのが基本ですので、仮に金田地域に人口が増えても有名予備校が新たに開かれる可能性は小さいというのが私の意見です。
通学時間を勉強にも使うこともできますが、机に向かっているのと比べて出来ることが限られ、集中力という点でも劣るでしょう。
子どもがごく小さいときは田舎で、しばらくしたら都会でという記事を読んだことがあります。
木更津金田地域は幼少期には適した土地かもしれませんが、ある程度成長すると木更津金田地域は千葉県北西部と比べて条件が悪いというのが意見です。
もちろん在宅授業が増えているスマホ世代の小中学生と、高校生時にガラケーを持って学校に通った私とでは前提条件に大きな違いがあります。
つまり、先に述べた「勉強する雰囲気」はもう過去のものかもしれません。
とはいえ、この記事はガラケー思考の私が書いており、移住を考えるのも失礼ながらガラケー思考の世代ですので、この判断は難しいでしょう。
そういう意味では、このガラケー/スマホの違いを柔軟に対応できるのは都会であり、木更津金田地域は残念ながら不利と言えそうです。